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宮崎牛の一生パート⑦

2021年03月26日 Comment(0)

宮崎牛の子牛を送り出す繁殖農家さんが、「嫁入り」になぞられる晴れの舞台が

"競り市"です。農家さんの感慨はひとしおで、生まれてくれた喜びと、手放す

寂しさが交錯するとのことです

朝6時くらいから、一頭一頭体重を計測された後、振り分けられた番号順に

係留舎につなぎ留められます。

そして生産者さんは、最後の身づくろいに専念します。子牛についた汚れを

とっていき、何度も何度もブラシをかけるうち、黒毛和牛特有の黒光りを全身から

放つようになります。生産者さんが、その係留舎で過ごす時間は、子牛との別れを

惜しむひと時になります

「手を掛けた分、別れるときはいつも寂しいし、これから飼育される売却先の

環境もきになる。娘を嫁ぎ先に送り出す母親の心境」と話します

競りの開始時間が近づくと、係留舎に丈の長い牛衣を羽織った購買者が姿を表し

始めます。

出品者名簿を片手に、目当ての目当ての宮崎牛の子牛の前で足を止めては全身に

くまなく目をやり、皮をつまみ、念入りに品定めをしていきます

購買者の方は、「全国ブラントを目指す宮崎牛には、質の良い宮崎県産の子牛が

欠かせない。血統はもちろん、自分の直観に従い、言葉では表せない牛の顔つきや

雰囲気もつかんで競りに望む」との事です。(新聞より抜粋)

    宮崎牛などこだわりの業務用食材を産地直送でお届けする田屋カンパニー

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